SDGs環境講演　和装ショーイベント団体着付け

ご縁を頂きまして「谷口たかひさ様と城西国際大学国武教授講演×SDGs的和装コーデショー」の団体着付けを承りました。

団体着付けも対応できる、きものプロフェッショナルチーム「Harmony」。

この日も大活躍でした。

着物と深い関わりがあるSDGs

SDGsとは、Sustainable Development Goalsの略で、

2015年9月、国連サミットで採択された「我々の世界を変革する：持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげたものです。17の目標と169のターゲットからなります。（国際連合広報センター参照）

アパレル企業の多くは大量生産・大量消費が当たり前の世界になっています。

毎年流行が変わり、丈の長さやウエストのライン、肩パットの有無など、

一度買った服も、1、2年経てば「流行遅れ」となるわけです。

全世界でも生産される衣服の5~6割が、袖を通される事なく廃棄されているようです。

日本国内だけでも、年間140万トンもの服が捨てられていると言われています。

手に取りやすい価格であるファストファッションでは、

素材がプラスチックなどの人工物でできていることが多いため、自然に返すこともできないのです。

高級海外ブランドでもある、シャ○ル、○ッチなど100万円するスーツでも、

洋服特有のカーブを用いた裁断で、約20％も切り落として廃棄されるということも耳にしました。

環境保護のためにも、さらにリサイクルや生産方法の見直しが必要となっています。

上記のことを考えると、着物は持続可能なファッションとして見直されています。

・国内で職人の元で生産されること
・直裁断で作られるため、生産工程で端きれがほとんど出ないこと
・仕立て直しができること
・親子何代にも渡って着れるほど長持ちすること
・形が同じなので、流行に左右されることがないこと

私も着物を身近な存在にするまでは、おばあちゃん宅のタンスでしか見たことがありませんでした。

「畳むことができないので、開いたことがない」

そんなお声もよくわかります。

私はよく口にする言葉があります。

タンスの中に寝かしていても、ワインのように熟成しません。

ただカビが生えるだけです。

着物と帯は、国内に約８億点、購入時金額にして40兆円相当ともいわれています。

大量生産で作られていないため、同じ色柄の着物と二度会うことはまずないし、

現代の洋服にはない、鮮やかな配色と大胆なきものの柄は、絵画を身に纏っているようです。

またほとんどがシルク100％なので、肌にあたる着心地は最高です。

ご実家のタンスの中に着物を見つけたら、ぜひあなたの手で開いて、そして羽織ってみてくださいね。

コース詳細・お問い合わせ

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