季節の移り変わりコーデに大活躍 世界にも広がる「羽織」の魅力
季節の変わり目には特に体調管理に努めていて、普段の着物に「羽織」を着て体温調節したりしています。
元々寒がりということもありますが、着物ファッション的にも、コーディネートの幅が広がるので、この時期はかなり出番が多いアイテムです。
羽織の歴史
その起源には諸説ありますが、室町時代に着物や帯を外からの汚れを守る「塵除け(ちりよけ)」として着られるようになりました。
当時(今も)、帯というのは着物よりも高級品という位置づけでしたので、帯を汚れから守る意味でも、着用する人が増えたのでしょう。
羽織は、今でいうところのカーディガンやジャケットのようなものなので、部屋の中でも着ることができます。
昔のおばあちゃん、ひいおばあちゃんが部屋の中で1枚羽織っているイメージですね。
防寒の意味もあったかもしれませんが、1枚では小恥ずかしいような様子があったようです。
現代の私たちも、Tシャツやカットソー1枚よりも、何か上に羽織っている方が安心したりコーディネートがまとまったりするのも、着物と同じ感覚なんですね。
丈の長さも昭和時代は短めでしたが、現在は膝下丈まである長羽織が主流です。
カジュアルな着物に合わせる羽織
あくまでもカジュアルの位置づけである羽織なので、フォーマルな着物には着ることができないルールがあります。
振袖 | × |
留袖 | × |
喪服 | × |
訪問着 | × |
付下げ | × |
色無地 | ○ |
小紋 | ○ |
紬 | ○ |
綿・麻 | ○ |
上記のように、フォーマルな着物の上に羽織りたいというときには、ストールやコートが着ます。
世界で着られている日本の羽織
先日、NHKのテレビ番組で、ロンドン他、海外でも着物愛好家が増えてきて、ジーパンに黒羽織、ベレー帽というファッショナブルな着こなしを見ました。
「伝統的な着方にはこだわらない」
カジュアルな場面ではファッションの一つとして楽しめることを、世界へ発信されています。
日本の絹織物は世界的に認められていて、世代を超えてリサイクルができること、つまり「サスティナビリティ(ずっと将来的にも良い状態を保つ)」だと注目されています。
色や柄に施された職人の思いや、家族のつながり、場所の繋がり、そして歴史。
「着物 KIMONO」が世界から評価されている魅力は、知れば知るほど日本人として誇らしく思います。
一見、羽織と着物コートの見分けがつきにくいのですが、羽織紐があるのが羽織です。
この羽織紐は、着物と同じ生地になっていることも多いですが、手作りで楽しむ方も見られるようになりました。
こちらは友人の手作りの羽織紐。大人かわいい色で仕上げてくれてとても重宝しています。
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